山と滝メモ。

黒川(栃木県日光市滝ケ原)

この川は、利根川のいくつかある源流のひとつ黒川。黒川は日光の小来川の先滝ヶ原で生まれ、思川、渡良瀬川、そして利根川となり、銚子から海に帰る。源流に程近いこの場所は獣の匂いがプンプンしていた。

しのざわ滝(栃木県鹿沼市)

東大芦川の大滝を見に行ったのだけれど、このところの雨で水量が多く近寄れなかったので、その少し手前の「しのざわ滝」へ。高さ数メートルの小ぶりな滝だけれど、なかなかの迫力。グーグルのストリートビューで見ると水がないから見られたのはラッキーだったのかもしれない。

竜神滝(福島県南会津郡)

福島県南会津郡南会津町滝原に位置する「竜神滝」。昔々、滝壺には竜神様がいらっしゃり、干ばつで村人が苦しんだ年、人身御供として滝壺へ若い娘を差し出したという言い伝えが。

中倉山(栃木県日光市足尾町)

中倉山 山頂

2006年に日光市などの周辺自治体と市町村合併を行い日光市となった足尾町。銅山が有名で全盛期には宇都宮に次いで栃木県で2番目に人口の多い町だった。銅山閉山後には過疎化が急激に進み、現在は全盛期の1割にも満たない。また、あの足尾鉱毒事件の現場としても有名でもある。

そして、その足尾町にある中倉山。山頂より少しだけ進むとその木はあった。昔々、精錬所からの有毒ガスの影響や、伐採、山火事など、人の手により緑豊かだったこの地の緑は痩せていった。それでも力強く生き残った一本のブナ。 樹齢100年を超えるといわれ、この場所から足尾の歴史の数々を見続けてきたのであろう。毎年のように繰り返される異常気象。それは、こういったことを繰り返す人間に対しての大地の怒り。 木々や草花が、そして、その周りに生息する生き物が、快適に過ごせる環境こそが、自然の摂理であり、大地にとっても大きな喜びなのだと思う。

孤高のブナ

古賀志山(栃木県宇都宮市)

栃木県宇都宮市の北西部に位置する「古賀志山」は、582.8mと低山ながら、なかなか侮れない山。複数の登山路が設けられており、初心者向けのコースから難易度の高い(ロッククライミングあり)上級者向けのコースまで様々。事務所から車で30分程度で行けるので、ちょっとしたトレーニングにはいいな。

大滝(栃木県鹿沼市)

加蘇山神社から約5kmの場所にある落差約20mの「上久我寄栗の大滝」別名「男滝」は、最終駐車場から約400mのコースを歩くこと10分、その男らしい姿を見せてくれる。

おしらじの滝(栃木県矢板市)

山の駅たかはらから車で約7分。専用駐車場を約10分下るとその「幻の滝」は姿を現す。水量の少ない時期は滝自体が姿を消し、様々な条件が重なることでその滝壺は青く輝く、それが「幻」と言われるの由縁。